国民の画家
東山魁夷
画学生の初心
芸術に携わる者にとって
一番大切なのは
初心であると思う。
それは、いつまでも
画学生の気持ちを
国民の画家、東山魁夷
東山魁夷〈ひがしやま かいい〉
明治41(1908)年、横浜に生まれた東山魁夷(本名/新吉)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画学科を卒業し、ドイツに留学、欧州各地を巡り日独交換留学生に選ばれ、ベルリン大学に入学も父親病気のため中途帰国する。
太平洋戦争への応召や相次ぐ肉親の死を乗り越えて、清澄な風景画を発表し続ける。
10年の月日を費やして完成させた「唐招提寺障壁画」は、東山魁夷の心の祈り《心象風景》を写し出す代表作である。
(詳しくは東山魁夷の生涯/年譜のページ参照ください)